開発委員会にアドバイザーとして協力いただいた「中村千之助商店」さんのキット商品を、占冠のエゾシカ革を使って試作しました。
エゾシカの革には野生で生きてきた証として、革のキズやスレがあります。これを特徴ととらえると共に、製品化する場合にはこの傷やスレを染色で覆うことも考えなければなりません。
もちろん、教育目的で使用する場合は、そのキズやスレには別の意味が出てきますので、これを生かすことも大切です。
今回試作に当たっては、キズやスレを目立たなくする目的で黄色に染めた革と、それらを生かす目的で茶色に染めた革で作りました。
この名刺入れは、3種類の中ではもっともシンプルなつくりで、どなたでもチャレンジできるものです。また、名刺入れという性格上、対外的にさまざまな場面で人と会うことが覆い方に、ぜひしむかっぷのエゾシカ革の特徴をPRしていただき、お話のきっかけにしてもらいたいと願っています。
何より、ふわふわと軽いエゾシカ革の魅力を多くの地域住民に知ってもらうことができて、試作は大成功だったといえるのではないでしょうか。
エゾシカの名刺入れ(ロゴ型押し) 黄色・茶色
キット内容:エゾシカ革、革加工用糸、革加工用針2本、型紙、説明書
所要時間:1時間30分〜2時間
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