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3月1日 星野リゾート・トマム
エゾシカクラフト体験研修 ・エゾシカの保護管理を学ぶ

・エゾシカクラフトキットを使った体験研修
・アンケート収集
・講師=細谷誠委員


エゾシカクラフト体験研修(モニタリング)

大阪関西大学第一高校がスキー研修旅行の目的で村内の星野リゾート・トマムにおいて2月29日から3月3日の日程で滞在し、予てから学校側より少数であるが北海道占冠村ならではの体験希望があり、「エゾシカの保護管理を学びエゾシカ革でクラフトを体験」するプログラムを提案し実施した。
1、「エゾ鹿の保護管理に学ぶ」
パワーポイントで占冠の概要とエゾシカの生態、エゾシカが増えたことによる被害状況と占冠村の猟区及びハンティングによる野生獣の保護管理方法、有害獣から資源への変換、ジビエとしての魅力や資源を余すところなく頂く姿勢「命を頂き、命をつなぐ大切さ」森の恵み資源を村の宝とする試みも学んだ。

2、「エゾ鹿革クラフト」
   今までエゾ鹿の皮は捨てられていたが、今年度から始まった「エゾ鹿クラフト開発委員会」の発足から、エゾ鹿革の特徴である柔らかく、軽く、耐久性に優れアイヌはもとより歴史的に武具や馬具の一部として古くから使用されてきた優秀なエゾシカ革が「サプライチェーン」により生の皮がクラフト製品になることを比較的簡単なティッシュケースとして作成体験した。
3、「参加者の声」
  アンケートにもあるように有害獣を資源とし、その全てを利用する試みへの関心や、その柔らかさ、軽さ、手触りの良さへの驚きと占冠産のエゾ鹿でクラフト製品を作る楽しさ、ほぼ全員、機会があればペンケースやコインケースなど作成したいとのコメントをいただき、北海道占冠ならではの体験に満足度の高い評価を受けた。
4、「エゾ鹿クラフトの可能性」
  今回の体験にパワーポイントを活用し占冠村の概要や様々な取り組みと魅力を紹介することで参加者はより「リアル」本物の体験として差別化されたプログラムとなると実感した。

エゾシカクラフト体験アンケート

1.年齢              
10代 20代 40代
6 名 1 名 2 名

2.性別
女 性 男 性
2 名  7 名

3.エゾシカクラフトはいかがでしたか?(複数回答OK)
  ・ 命をいただく大切さを学んだ。(5名)
  ・ エゾシカは地域の宝と感じた。(4名)
  ・ エゾシカの肌触りなど新鮮だった。(7名)
  ・ エゾシカの可能性を感じた。(3名)
  ・ エゾシカクラフトでもっと別の作品を作ってみたい。(4名)
  ・ 難しかった。(3名)
  ・ 楽しかった。(9名)
  ・ その他、感じたことを書いてください(1名)
   ○アッという間に時間が経過しました。次はぜひ「森のかりうどツアー」を!

4.今後エゾシカクラフト製品を購入または作成したいと思いますか
購入・作成したい製品を具体的に…

・角を使った何か… 
・ストラップ
・ペンケース(3名) 
・財布(3名)

・ 強く思う。(2名)
・ 機会があれば(7名)
・ 思わない(0名)

・命をつなぐ、食べることはもちろん、余すことなく利用すべきだと改めて感じました。ありがとうございました。生徒たちにも貴重な体験だったと思います。(40代男性)
・ただ殺すだけでなく、様々に利用しているところがよい。(40代女性)
・エコでいいなと思いました。(10代女性)
・鹿の本物の皮で物をつくるのはとても新鮮だった。(10代男性)
・命の大切さを感じました。(10代男性)
・野生で生きているエゾ鹿がティッシュケースとしてあると思うと、大事にしようと思った。(10代男性)
・難しかったが良い作品ができたので良かった。また別のものも作ってみたい。 (10代男性)
・解体を見てみたい。(10代男性)

 

占冠村エゾシカクラフト開発委員会
〒079-2201 北海道勇払郡占冠村字中央 占冠村商工会内 電話 0167-56-2473